僕は障がいを発症してから、20年くらい経ちましたが、精神的に潰れそうになった夜はたくさんありました。異常な孤独を感じて街を彷徨ってみたり、息苦しさをアイスクリームをたくさん食べて紛らわせたり、混乱した頭を鎮めるためにお酒を飲んでみたり。そんなことをしても根本的には解決しないので、その場しのぎなのですが、それでもやっぱり、そういうものたちがなかったらここまで来られなかったです。
孤独だった時は、まだインターネットの黎明期で、SNSなんてなかったので、一人で部屋にいると本当に一人なのです。(若い人は想像するのが難しいかもしれませんが、インターネットがなかった時代というのがあったのですよ。かければかけるほど通話料がかかる固定電話くらいしかなかったのです)その時は世界の中心を探していました。それはいったいどこなのだろう、と。そこに行けば人がいっぱいいて寂しくなくなると本気で考えていました。有力候補はニューヨークだったのですが、いまいち確信が持てず(そもそもニューヨークはいまだに行ったことないです)答えは出ませんでした。今は、それがどこなのかわかったので、孤独を感じることがなくなりました。(どこなのかは、あえて書かないでおきます)歳をとるのも悪くないですね。
アイスクリームはいまだに苦しい時に、薬のような感覚で食べています。1カップに安らぎと希望と深みが詰まっています。溶ける甘さに、張り詰めた神経が癒されるのがわかるんです。体型と、砂糖の摂取量が多くなるのが悩みですが、そこはある程度は仕方ないと割り切っています。割り切っているだけで、諦めてはいないので、スリムになるべく運動をしています。
お酒はやめました。元々興味がないというか、あんまり好きではないので、できるかぎりないほうが幸せです。酔っぱらって気分を緩めるためだけに飲んでいたので、未練はないです。お酒を飲むと、薬の効果も暴走することがあるので、厄介です。
あとは、好きな本を読んだり、ゲームをしたりして辛い症状を忘れて過ごした夜も数知れず。空想のキャラクターたちは、実体はないかも知れませんが、ちゃんと心の中にいて、つらい心に寄り添ってくれます。
みなさんはどうやってつらくて長い夜を乗り越えてきましたか? よかったらコメント欄で教えてくださいね。それではまた。(関)
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